
PLAN

八丈島ならではの
島カフェを巡ってひと休憩
八丈島ならではの
島カフェを巡ってひと休憩
旅に出ると、なぜかその土地のカフェを訪れたくなる。
初めてなのに、どこかほっとするのは
カフェには優しいくつろぎが満ちているから。
ここでは、八丈島の旅の途中に寄り道したくなる素敵な島カフェをご紹介。
一杯のドリンクと、島特産のスイーツをオーダーして、
心ゆるめるゆったりとした島時間をカフェで過ごしてみて。

POINT
「服部屋敷」感動の生搾りパッションフルーツジュースを求めて
玉石垣に囲まれた敷地内に足を踏み入れると、
まず、樹齢数百年の立派な蘇鉄の木々に目を奪われ、
亜熱帯の植物や花々が生い茂る美しい庭には、蝶が飛び交い、
南国の雰囲気に心が弾みます。
元々は、江戸時代に幕府へ年貢として黄八丈を献上するための、御用船の預かり役だった服部家のお屋敷跡を改築した服部屋敷カフェ。
エントランスにあるお土産屋さんや歴史展示の奥に、観葉植物の栽培所として使われていた温室ハウスがカフェスペースとなっています。
木漏れ日が店内いっぱいに温かく差し込み、ひなたぼっこをしているような気持ちよさ。
早速、ここでしか飲めない生搾りパッションフルーツジュース(¥ 600)をオーダー。
パッションフルーツを種も一緒に丸ごとミキサーにかけ、舌触りがなめらかになるよう丁寧に濾した手間のかかった贅沢なジュースのお味は…。
濃厚で果肉感も感じられる一方で、爽やかでみずみずしく、口いっぱいに広がる南国の味に感動のため息が。
冬の期間はパッションフルーツ葛湯や、季節によっては八丈島の伝統スイーツであるさつまいものお餅チップスもメニューに登場します。
喫茶スペースでは島の伝統芸能の樫立踊りや八丈太鼓も楽しむことができるので、開催日時はホームページのカレンダーで確認してみて。
「空間舎」初めてなのに懐かしい、古民家カフェ
木々に囲まれた細い小道を進むと現れる一軒の家屋。
秘密の隠れ家のようでワクワクする気持ちとともにドアを開ける。
一歩中に入れば、床、柱、天井から家具まで使い込まれた木の温もりに満たされ
大きな窓からは柔らかい光が差し込む。
古民家だからこその時を経て醸し出す空気は、
新しい場所には真似できない温かみが感じられ、そこには穏やかな時間が流れている。
店内を見渡すと、ノートを広げて勉強に励む学生、お気に入りの本を読みふける女性、その横では若者たちが談笑し、庭の席には犬を連れた夫婦がコーヒーを楽しんでいる。
思い思いにそれぞれの時間が流れるこのカフェの空気がまた、私たち旅人もほっとさせてくれる。
八丈島特産の明日葉が生地に練り込まれた明日葉チーズケーキは、このカフェの一押しスイーツ。
明日葉の風味が感じられるしっとりとした生地は、濃厚でチーズのコクも感じられつつ、甘すぎない爽やかさもありコーヒーとの相性は抜群。(コーヒー&ケーキセット/¥ 900)
夏場はかき氷が期間限定で登場。
おすすめはやっぱり、生パッションフルーツかき氷。
サクサクの種までおいしい酸味の効いたジューシーなかき氷は庭に出て、グリーンの芝生が美しいテラスの席でいただくと八丈島の夏を感じられるはず。
2階席はまた1階とは違った趣で、使い込まれたアンティークの家具が映える美しい空間。
ここから海と森が一望できる屋上に上がることもできるので、ぜひそこからの絶景も楽しんで。
島の人々に愛され、
人々の生活の一部になっているような穏やかな空気感が心地いいこのカフェに、八丈島の旅の途中に心の糸をゆるめに来て。
「八丈島ボタニカル&カフェ DRACO」 観葉植物も買える、ハイセンスな園芸カフェ
観葉植物や園芸用品のショップの隣に併設されている、
倉庫をリノベーションしたこのカフェは、
家族や友人同士で来店した時に
観葉植物のお買い物を楽しんでいる方を待っている方も
カフェで座ってゆっくり時間を過ごせるようにと
ショップの隣にコーヒー屋さんを作ったそう。
お買い物をする人も気を使わずにゆっくり植物を選ぶことができるし、待っている人もカフェでほっとひと休みできる。
そんな思いでカフェを始めたという、オーナーさんのなんとも心憎い気遣い。
広々とした開放的な店内は、一つ一つの家具はデザインが違うのに、統一感のあるインテリア。
デザイナーの仕事もされているオーナーさんのセンスがそこかしこに光り、日常を離れた心地いい空間を生み出している。
八丈レモンのレモネードや、淹れたてのコーヒーに合わせたいのは、イタリア、ナポリ発の伝統菓子「スフォリアテッラ(¥ 680)」。
パイ生地が何層にも重なり、一枚一枚がパリパリとした食感。中にはリコッタチーズとオレンジピールのクリームがたっぷりで食べ応えのあるスイーツです。
観葉植物をお買い物した後は(もちろんお買い物しなくても)、この気持ちのいい空間で、これからの旅の計画を立てながら植物や可愛い家具に囲まれて、カフェタイムを楽しんで。
「Bulblue cafe stand」ドリンク片手に、あなただけのカフェスポットを探してみて
八丈島の青空と海と緑に映える、
水色のキッチンカーが目印の移動式カフェスタンド
「Bulblue(ブルブルー) cafe stand」。
八丈島の青い海と島に生息する青いイソヒヨドリの英語名を掛け合わせて考えたという
カフェの名前は、キャッチーで呼びやすく、一度聞くと忘れられないネーミング。
どこへ行っても美しい景色だからこそ、島全体がカフェスポット。
それぞれのお気に入りの場所でドリンクを楽しんでほしいという思いから移動式のカフェにしたそう。
季節によって登場するオリジナルドリンクや、八丈島の特産品を使ったドーナッツやフードなどメニューのバリエーションも豊富。
何よりも見た目がかわいいドリンク&ドーナツは、島の景色と相まってインスタ映え間違いなし!
お店のロゴやイラストをあしらったTシャツやトートバック、タンブラーなどのアイテムは普段使いにも持ちたいキュートなものばかり。
八丈島のお土産としてもぜひチェックしてみて。
