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「島寿司(Shimazushi)」は、近海で獲れた旬な魚の寿司種を醤油ベースのタレに漬けてヅケにし、シャリはやや甘めの酢飯で握り、ワサビの代わりにカラシを載せてあるのが特徴の郷土料理です。
元々は、船で沖に出る際などの鮮度を保つ工夫としてヅケにしていたと言われていますが、今では美味しいからヅケにして食べるという食文化が根付いています。
寿司種には、江戸前寿司ではお目にかかれないトビウオやメダイ、岩海苔なども使われ、また、甘めのシャリにカラシを使うという技が特徴です。初めて召し上がった方は、ヅケの寿司種とベストマッチのその意外な組み合わせに驚くことでしょう。
島内の寿司屋や、多くの飲食店でも提供されていて、身近に味わうことができる美味しい郷土料理です。
海を渡り各地へ伝わる島寿司文化
八丈島で古くから親しまれてきた伝統の「島寿司」は、遠く海を隔てた日本各地へも伝わっています。
南方は小笠原諸島、西方は大東島の大東寿司も八丈島から伝わったとされています。
八丈島では各家庭で、また冠婚葬祭にも欠かせない食事として継承されてきました。
スーパーでもお手頃価格で販売されており、八丈島空港内でも寿司折として人気のお土産となっています。
夜の宴会やお酒のお供に、ぜひ本場 八丈島の島寿司をお楽しみください。
<関連リンク>
▼すし処 銀八のお店紹介
http://www.hachijo.gr.jp/restaurant/ginpachi/
データ
データ
島寿司
- ジャンル
- 寿司、魚介・海鮮料理、郷土料理
- 提供エリア
- 八丈島、島外の飲食店など
- 特徴
- 寿司種を醤油漬け/甘味を強くした酢飯/ワサビの代わりにカラシを使用
地図
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